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パレードの途中

by 岩瀬敬吾

高千穂から熊本行きのバスの中で書いている。昨夜ガレージでの
ライブは思い出深い日になった。またここで出逢った人と会えますように。
朝ゲストハウスを出る前、バスの時間を調べていたら何度見ても
高千穂から熊本行きのバスは1日に2便しか走っておらず、そのうちの1本は明朝に出発
しており残すは夕方5時の便のみ。
親切なゲストハウスの方に教えていただいた通り、バスセンターまで向かう
町内のバスに乗りバスセンターに到着した。僅かな望みをかけて
レンタカーの乗り捨てが出来ないか聞いたがそれは無理だそう。
今日の熊本ディーゼルのスタート時間が20時半なので時間には間に合う。
しかし随分長い間どう過ごそうか、そんな事を悩みながら
時間は過ぎてようやくバスに乗ったところである。
しかし道は悪くバスはあまりにも揺れる。こんな事ならトランクにギターを預けるんでなかった。
もうすこし優しく運転してくれ。
話は変わるが、来年新しいアルバムを出そうと思う。
いや、思うでは無くてそのつもりだ。
来年はデビューしてから20周年と節目の年だし、目をそらすわけにもいかず。
音楽家として節目に新しい作品の制作に取り掛かるつもりだ。
年内はこのツアーと、バンドワンマン、そして東北と北海道の旅で手一杯
なので腰を入れて取り掛かることはできないけど、幸か不幸か来年の1月は
まだ何も決めておらず、そこで本腰を入れて曲作りに充てようと
考えている。でも食べていくためにライブもしないといけないので
どうにか効率的な収入も同時に考えておかないとと、
まああれこれない頭を使っているのである。
というわけで、来年には新しい作品を聴かせたいと思っている。
なので年末の北海道の旅で「象になる旅」はお終いとし、
ひとつ、来年からの音楽の事も詰め込んだコンセプト、
と言えば大袈裟だけどそんなのも考えて行く残りの2017年なのである。
象になった君の夢という作品に乗っかって3年。
すっかりお疲れの象さんは今年でお役目御免だ。
この作品のお陰でどれほどの色んな人に会い、景色を眺めた事か。
作品を作るという事の本質も随分勉強させてもらった。
もっといっぱい売ってあげたかったけど、3000枚が限界のようである。
次の作品に乗っかって、またゆっくり誰かの手に届くといいなと思っている。
20歳でデビューしてそして来年40歳を迎える事、皆の手元に新しい
作品があるように、そのための生き方をしようと思う。
ちなみに持ってきてたCD40枚はもうほとんどない。倉庫と言う名の
スタッフと言う名の、我が家の妻に送ってもらうか悩んでいる。でも、
届いた途端売れない事も、まあまあある。


岩瀬敬吾
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